学校では猛烈ないじめを受け、親からは通りいっぺんの進路をゴリゴリ押し付けられてる高校3年生の男の子のを描いた自主制作映画である。
脚本・監督は「狼」。この男は買いだ。とにかく、問答無用で面白い映画撮れる作家だ。
実は、この映画の中のいじめや主人公が置かれている境遇については、それほど切実な印象は受けなかった。じゃあ、何が良いかというと、サービス内容の質の高さだ。
ある題材なり主題を観客に提示する時に付加価値をできるだけ付けてお見せしますよっていうようなサービス精神の高さ。これは、実際にそれでメシ食ってる人たちの作品に全くヒケをとらない。というよりむしろ、これだけのサービス精神持ってるプロが今どれだけいるか逆に問いたいぐらい。
ただ、この作品は、どうしても映画作家「狼」のPV的なイメージがあるのも事実である。そこがちょっと物足りない気もする。
ポテンシャルの高さ、作品に付加価値つける能力、それらひっくるめて映画作家としてのセンスが並大抵のものじゃないことは、よーくわかった。さあ、それじゃあ早く本編見せてよ! って感じ。
新作、超待望である。