面白い映画教えます

暗殺のオペラ

どっか違う世界に連れてかれるようなヤバイ感じ

ベルナルド・ベルトルッチの最高傑作(の1本)。同時に、ミステリー映画最高峰。

主人公が非業の死を遂げた父の、死の秘密を探るストーリー。
父は、ファシストに暗殺されたことで英雄視されている反ファシズムの闘士。
父の最期の地となった村に、主人公が汽車に乗って訪れるのがファーストシーン。
ついに真相をつきとめた主人公が、その村を去るところがラストシーン。
駅で汽車を待つが延々来ない。
カメラが線路を映し出すと、錆び付いて草で覆われている。
主人公は、つい1カ月前くらいに、汽車でその駅に来てるにもかかわらず・・・

全体的に難解でストーリーがわかりづらい印象受けるのは、複雑な語り方をしてるからだと最初は思っていた。
しかし、後から考えてみると、実は、ものすごーくシンプルな語り方をし過ぎていて、それでわかりづらくなってるのかなと思い当たった。
入り組んだ謎を丁寧にきっちり絵解きするんじゃなくて、ボワーンと投げ出す感じ。
どっか違う世界に連れてかれるようなヤバイ感じ。
外国語映画ではなく映画外国語。映画そのもののが異国語のようだ。

(オイカワ)