これはあんまり高い評価を受けてない印象がある。
同じくサイコなんとか系の作品として「羊たちの沈黙」や「セブン」と比較されてしまうからなのか。
比較したらそりゃ分が悪いの当然だけど、比較しなければなんてことない、結構面白かった。
比較しなけりゃいいだけなんで実に簡単簡単。
あと、別なフィルター使って見たところもあったんで、ひょっとして傑作!?とまで思った。
別なフィルターっていうのは、この映画の撮影監督がラズロ・コバックスであるということだ。
コバックスはこれで、きわめて大胆な色彩構成やトリッキーなカメラワークを試みている。
すんなり見れてしまうのだが、注意深く見ていくとかなり実験的なことをやっているのがわかる。
それからコバックスのカメラと並んで注目に値するのは、ジム・クレイのプロダクション・デザイン(美術、装置)。これは超がつくほどのA級だろう。
コバックスとジム・クレイの両者の緊密なコラボレーションが、品質に相当貢献しているのは間違いない。
そのあたりをじっくり見るのが楽しみ方のひとつかな、と。
シガニー・ウィーバー、ホリー・ハンターの2大女優も貫禄の演技を見せるし、ハリー・コックJr.から変質者演技を引き出したジョン・アミエルの演出だって結構いいと思う。