スウェーデン映画「エヴァとステファンとすてきな家族」は70年代の若者たちの共同生活を描いた、カサヴェテスを思わせる傑作である。何がカサヴェテスなのかというとカメラワークですが。
ゲバラの肖像が掲げられ共産主義について語られる。長靴下のピッピは資本主義的ではないかという議論。子供達の肉を食べたいというデモ。フリーラブの実践。性器剥きだしでキッチンを歩き回る女。同性愛。菜食主義。アバの音楽。子供たちの恋愛。
なんて書いてもさっぱり分からないだろうが、決して回顧趣味的な映画ではなくクールな視線で混乱そのものをとらえている。ルーカス・ムーディソン監督の才能に脱帽の70年代的映画。
ルーカス・ムーディソンは、僕も「エヴァとステファンとすてきな家族」しか、見てないですが。1969年生まれのスウェーデンの若手監督です。
第1作は「ショー・ミー・ラブ」。これも女の子同士の恋愛を描いた青春ものとして評判が良かった。僕も見てないので、今度、ビデオで見てみようと思ってますが。
「エヴァとステファンとすてきな家族」が2作目。
3作目が「LILJA4−EVER」(未公開)で、幼女売春を題材にしているらしい。
「害虫」と並ぶ作品として評価しているホームページもあるようで、気になるのですが、公開されるのかなあ?