時間の省略など、大胆な手法で、普通っぽくしないのが鈴木清順流というところかな。今後このニュアンスが全体にどのように影響を及ぼすかが興味のあるところだ、なぜなら、この映画が原因で鈴木清順は永らく監督業から干されることになるんだよね。
確かにひねっていて楽しい。
でも物語を語ることをスキップしてしまっているように思えた。感覚的にこんな表現方法は興味深いことはもちろんだが、映画を貫くストーリーはしっかりと伝えてほしいなと、ちょっと警告を発してしまいました。
宍戸錠は案外渋くて、主役でも持ちこたえられそうだな。
鈴木の世界を宍戸がどのように振舞うか明日以降注目したい。
いやー、こまったな、殺し屋のハードボイルドなお話しを、こだわりの語り口で見せてくれる映画かな? なんて勝手に考えておりました。真理アンヌが登場してきたあたりから、ATGの観念映画っぽくなってまいりまして、ちょっと置いてけぼりを食らっておりましたところ、いきなりの上映施設に舞台が移っての展開。スクリーンに真理アンヌのお顔が映し出され、それに突進していく宍戸錠。おっと!2作連続(前作は「ムーラン・ルージュ」)の 【「現実」と「虚構」の融合】に涙を流してしまうのか?! と思った瞬間に、降車駅に滑り込んだのでした。希望を明日に託して本日の車内鑑賞は終了、ハードボイルドからATGへ、そして明日はどうなるのでしょうか? 楽しみであり、ちょっと怖い。
「これがNo.1のやり口だ。敵をじらし、疲れさせ、殺す。」